阪神・村上頌樹投手（26）が、3月28日の広島戦（マツダ）で開幕投手を務めることが決まった。沖縄キャンプ最終クール初日の26日、藤川球児監督（44）が報道陣を集めて異例の公開正式通達を行った。23年に新人王とセ・リーグMVPに輝いた右腕が、5年目で初の大役を担う。2年ぶりの日本一奪還に向け、まずは広島・森下暢仁投手（27）との投げ合いを制する。

藤川監督は会見の場に集まった報道陣の前で「重大発表があります」と宣言をすると、そこに右腕を呼び寄せた。虎将にとって新たな野球人生の第一歩となる「3・28」。そのマウンドを託す男を、異例の2ショットで発表した。

▼藤川流操縦法　（公開で村上を指名したことで）今日が一番緊張をして、投げるときにリラックスをしていけそうな。監督と一緒に（会見を）やって、次に進む方が落ち着くような気がする。 ▼うちのエース　僕は（村上が）殻の中でぶつかっているとは思っていない。ウチのエースなんでね。安心して出せる投手。彼がもしやられたとしたら、相手が上回ったんだと思う。 ▼開幕戦は143分の1　毎日丁寧にやるというのが僕の生き方