「MAGA(米国を再び偉大に)」を掲げるドナルド・トランプ氏が米大統領に返り咲いたことで、不振続きの欧州資産はついに命運が尽きるかに思われた。だが投資家は今、それとは反対の可能性に賭けている。
ジョセフ・E・スティグリッツ コロンビア大学教授。非対称情報のもたらす影響を探求し、2001年ノーベル経済学賞および1979年ジョン・ベーツ・クラーク賞を受賞。
「USA! USA!」 トランプ米大統領が22日、メリーランド州オクソンヒルのホテルで開かれた保守政治活動協議会(CPAC)の行事に現れると数百人の参加者はこのように叫んで彼を歓迎した。19日から4日間の日程で進められたCPAC年次行事のハイライトだった。
あの米大統領は何かといえば、MAGA(メーク・アメリカ・グレート・アゲイン)、つまり「アメリカを再び偉大にする」と喧(かまびす)しいですが、どうなんでしょうね。別にトランプ氏が気張らなくたって、アメリカは既に「グレート」な気がするのですが。 軍事力が世界ナンバーワンだから? いえいえ。経済規模が世界最大だから? それも違います。貧困、難民など世界各地のさまざまな問題に対処するため、世界で一番、お金 ...
トランプ大統領はMAGA(米国を再び偉大に)構想を強引に推し進める ロシアのプーチン大統領も北朝鮮の金正恩主席も「独裁」に拍車がかかる 民主主義を押しのけようかとする権威主義政治は、世界を不安定化させる 第二次トランプ政権が始まった。ここまでのところ ...
ハイテク業界大物とポピュリスト トランプ氏に結集 <Walter Russell Mead/2025年1月22日>  ドナルド・トランプ氏の2度目の政権に世界が身構える中で、多くの人が恐れ、一部の人が願っているのは、同氏の政権返り咲きによって米国の例外主義が終わりを迎えることだ。しかし筆者は真逆だと ...