アヴォス・アンサンブルによる「ブラームス・ナンバーワン」を聴いた(14日、大阪市のザ・フェニックスホール)。ピアノがマリオ・モントーレ、ヴァイオリンが山田美怜、チェロがアレッシオ・ピアネッリ。ブラームスの室内楽作品の第1番ばかりのプログラムで、ヴァイオリン・ソナタから始まった。その、ヴァイオリンの伸びやかさには、驚く暇さえなかった。2階席にいたのだが、胸を刺すような鋭さで、しかし、突き抜けるよ ...